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PowerBook G4回収修理の刑

By Hiroyuki OYAMA Sun Nov 28 03:31:21 2004

毎日仕事で使っていたPowerBook G4 Titaniumが死亡。ちょっと僕が手が出せる領域を超えているっぽいので、Appleに回収修理を依頼することに。作業用のFireWire HDD買っておいてよかった...

最近、個人的な小ネタはmixiの日記に書くようにしているのですが、まとめの意味もかねて。

ことの発端?

先月あたりからApacheモジュールの仕様策定に参加させていただいていたNetniceプロジェクトの、アプリケーション系発表会Netnice Applications BoFが金曜日に行われ増した。mod_netniceの仕様策定の経過や、調査した既存のApache用トラフィック制御系モジュールの説明等々なプレゼンテーションをしてきました。即興で(涙)


プレゼン内容のアウトライン自体は事前に決めていたのですが、スライドは会場入りしてからコッソリ作っていました。しかしそこで問題発生。殆ど出来上がったあたりでsaveする前にマシンがフリーズ。絶望感に苛まれながらも残り30分を使ってもう一度書き始めるも途中でまたフリーズ。
再起動してみたらログイン直後にフリーズ。また再起動したらboot中にフリーズ。再起動したら今まで聞いたこともないような「ポーッポーッポーっ」とか電子音が鳴り始める始末。
ダメダこりゃっ!
というわけでスライドはあきらめて、ほかの方のPCを借用してWebページに掲載済みのページをもとに即興でプレゼンするはめに。まぁアウトラインが決まっていたのでさほど問題はありませんでしたが、プロジェクタで字が読みづらかったでしょうね。

その後

LaCie Mobile Hard Drive「ヤベーよ、月曜からの仕事どーすんだよ俺。妻の人のPowerBook G4を借りて仕事するか、最悪iBook買うかぁ」とかションボリしながら帰宅して、試しに起動してみたらサクット動きやがんの。なにーっ。
もしかして会場の無線LAN回りで何か。。。などと邪推して、まぁいっかと次の日。また症状が再現(涙)

これはヤヴァイということで、ちょうど先週Y!社のSま君と密輸(嘘)したLaCie社の外付けFireWire HDDにデータを退避させることにしてみた。

作業の過程

そもそも問題のマシン自体の挙動がヤヴァイので、直接FireWire HDDにバックアップがとれない状況。ところがPowerBookをFireWireターゲットディスクモードで妻の人のPowerBook G4に繋いでみたところ、この状況では症状が現れないらしい。
ちょうど退避が必要なファイルを大雑把に見積もったところ10Gbyte程度だったので、とりあえず妻の人のPowerBookに退避。

その後、妻の人のPowerBookにFireWire HDDを繋いで、最終的に退避完了。コピーしたのは
  • /usr/local
  • /Users/oyama
  • /home/www
を退避。これで大体10Gbyteで、メールスプールその他全部入りなので、アプリがないとかいうたぐいの問題以外は何とかなるでしょう。/usr/localをコピーしたのは、その先に普段使っているメーラー(Mutt)その他があるから。

先日、その外付けFireWire HDDで起動できるように、クリーンな状態でOSをインストールしていたので、そちらから起動してみても症状かわらず。PRAMクリアなどMacの定番作業、メモリ総取っ替えなどなどいろいろやってみましたが状態かわらず。AppleのHardware Test CDでテストしても普通のテストは全部パスしやがる。でも
 post/16/1 SODIMM1/J16BOTTOM
とか謎のエラーコードだけが表示されている。Appleのサポートに聞いてみても、この辺は情報がないので返答できないらしい。で、バックアップはとれてる訳だからもうクリーンインストールしてみようと思ってOSのインストールをしてみたら、インストール中にフリーズしやがる始末。おぉぉぉぃ涙)
ということで、Appleに回収・修理を依頼して1〜2週間ドナドナすることにしました。多分ロジックボード回りやHDD等の交換だと思うので今回は\49,350で全部すむそうです。

で、作業環境の復元

LaCie Mobile Hard Drive FireWire 80GBでもって、さすがに1〜2週間マシンなしは非現実的なので妻の人のマシンを仕事で使わせてもらうことにした。でもって環境を作り直す訳ですが、だいたい外付けFireWire HDDに必要なものが全部入っているので復旧(?)は意外にらくちん。やったことといえば
  1. FireWire HDDから /usr/localにシンボリックリンクをはる
  2. FireWire HDDから ~/.*をコピー(.sshとか.vimrcとかその辺)
  3. FireWire HDDから ~/Mail をシンボリックリンクして設置
  4. FireWire HDDから ~/Document をシンボリックリンクして設置
  5. FireWire HDDから ~/src をシンボリックリンクして設置
ぐらいか。あとはAppleのDeveloper Toolsや、動作確認用の各ブラウザをインストールして大体終わり。残りは微調整。
これだけで、作業内容やMailは全部外付けFireWire HDDに保存されるので、データの二重化というか不整合も起きないしでマシンが里帰りしてきてからの復帰も楽でしょう。

でも現象の確認から環境の復元まで丸一日使っちゃいましたよ。はうぅぅ。
という訳で、僕のPowerBook G4がFireWireターゲットディスクモードでは正常に動いた点と、比較的リッチな容量の外付けFireWire HDDがあったおかげで、大事には至りませんでした。いや修理代金払う訳だからそうともいえない訳だけど。。。
何はともあれ、軽くて小さくて扱いも楽なので、外付け2.5インチFireWireハードディスクドライブはお勧めっで一台買っておいて損はないっすよほんと。本来は、クライアント(顧客)毎に一題用意して環境を丸ごと残しておいて、必要に応じて差し替えて〜といった使い方を想定していたのですが、困ったところで役に立ってくれました。

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