オブション

WEB+DB Press Vol.19にPerl, Java, PHPの正規表現記事を書きました。けっこうギリギリに入稿したものできっとバグがあるんだろうなーとか予想はしていたのですが、予定通りありました。スゴいのが。

今回はイマドキの正規表現ということで正規表現の概論と一般的な例をPerlで解説し、その後Javaのjava.util.regexパッケージとPHPのpcre系関数を個別の章で解説しています。当初.NETもーとかお願いされていたのですが私の家にはWin32なマシンや環境は無いので、.NETの章は他の方に書いていただいています。あとオマケでPerl・Java・PHP・.NETの各正規表現エンジンの対応表も書きましたです。
正規表現を普段使わない人や普段使っているけどあまり踏み込んで使っていない人を掘り起こすつもりでかいてみた原稿ですが、けっこう面白い記事になったんじゃないかなーとか思います。

私の場合vimで書いたplain textの原稿を出版社にメールで入稿します。その後 編集部の中の人が校正したり不足分を書き足したりした後、紙面で使うレイアウトにDTPで組上げます。で組み上がったゲラをPDFで貰い著者が校正したり足りない部分を足したり多い部分を削ったり説明を追加したりした結果を編集部の中の人に伝えて反映してもらいます。このPDFを元にしたやり取りを数回繰り返して著者側の作業が終わります。
で本題。手元にモノが無いのでページ数がわからないのですが、Javaの章にスゴいバグがあります。正規表現のオプションを解説する節の見出しが「オブション」になってます。

なんですかね
オブションって？

あと第1章の欲張りな量指定子(+とか)と非欲張りな量指定子(+?とか)のマッチする範囲を表す図1にもバグがあります。図中では".+?"となっていますが正しくは".+"です。

うぐぅ。どっちも今思うとなんで見落としたんだろうって感じです。いまゲラを見直してみると「オブション」はディスプレイでみると微妙に濁点がつぶれて見えない。。。さらにplain textの原稿の時点で「オブション」で入稿していました。うぐぅ、今度から余裕持って入稿しますです。
WEB+DB PRESS Vol.19 2004年2月23日発売