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Shibuya.pm Tech Talks #4

By Hiroyuki OYAMA Mon Oct 20 20:22:14 2003

Shibuya Perl Mongers 1周年記念テクニカルトークが終わりました(遅)。今気付いたのですが当日会場に居た人でないと「小山がなにをやったのか?」がさっぱりわかりません。このままではネットピープル分類学上の謎めき系になりかねないので、その辺の説明を。

会場が良かった

今回のShibuya.pmテクニカルトーク#4はいつもお世話になっている 技術評論社 のセミナールームをお借りして開催しました。この会場は同社が主催するセミナー(有料)用のもので、外部の団体への貸し出しを想定していないためSoftware Design誌副編集長のフォンさん他様々な方にお手間をとって頂きました。ありがとうございました。原稿頑張ります。はい。
駅の真上なのでアクセスが最高に良いです。目黒には 寄生虫博物館 (職場注意)にいくぐらいしか用事が無いのですが(嘘です)、勤務先がこんな便利なところにあったらなあとか想いました。六本木ヒルズは無駄に遠いです。。。

あと開場前の準備の段階では密かにテンパっておりまして、あんまり準備を手伝えてませんでした。キムラ先生すまぬ。

で、結局何をやったのか?

1年近くかかっていた書籍が8月に発行されて以来、燃付き症候群的だったうえに、微妙に忙しかったので今回はスピーカーとしてはパスするつもりだったのですが、「Lightning Talkだから」ってな感じで気が付いたら参加することにしてしまいました。おかげで前日までまったく準備していないという。。。

今回のネタは「オープンソースソフトウェア開発者はなぜ飽きるのか?」というお題目で、その例や対応策を考察するみたいな感じです。僕自身は大きなオープンソースプロジェクトに関わるようなことは全然なく、いつも
こんなの実装したらイヤかも!
とかいう不純な動機で小さなライブラリやプログラムを書いているだけだったりします。当然思い付きドリブン快楽ドリブンな開発の仕方をするもので、飽きるのも早いのです。これらの飽きるポイントや、プロジェクトへの情熱が失われるきっかけなどを纏めたならば、オープンソースコミュニティにとって非常に重要な財産になりうるのではないかと考え、今回の発表に至った次第です。嘘です。



最初は5年ぐらい前に読んだプレゼンテーション成功の秘訣という書籍で紹介されていた潜入型プレゼンティングを応用しようと思っていたのですが、
  1. 模造紙を用意するのが面倒
  2. そもそも僕は字が汚い
という理由で断念。平行して鉄拳式プレゼンティング「こんなオープンソースは嫌だ」みたいなことも考えていたのですが、上記2つの理由に加え、スケッチブックでは後ろの人が読み取れないことに気付き断念しました。

ふかわりょう式プレゼンティング

結局やったのが鉄拳式というか芸人つながりということでふかわりょう式プレゼンティングでした。変に軽快な音楽の合間に
面白いんだか面白くないんだかよく分からない一言
を喋るあれです。

これを前提にネタを練りなおし、結局次のようなものが上がりました。
「バグレポートはいっぱい来るんだけど、だれもpatchはくれないんだよね」
「はじめまして!内部情報をXMLで書きだすpatchを作ってみました。是非使ってみて下さいね!」
イラネーっ
「作った本人がいうのもナンだけど、これ普段使ってないからよく分かんないんだよね」
「このsystemを創るにわっと。。。これとあれをこーしてあーして。。。うん、できるね。満足!」
「俺の提案メールは無視かよ!」
A:「今こんなの作ってるんだ〜」
B:「似たようなのSourceForgeで見たよ?」
A:「今こんなの作ってるんだ〜」
B:「それ使うと誰が嬉しいの?」
「(ニセ外人風に) Hi! OYAMA.アナタノY-Messengerライブラリハ、最新ノプロトコ〜ルニ対応スル予定ハアリマスカ?」
立場的に無理っす。
「Makefileを書きなおしてmake cleanっと。   あれ?ソースコードまで消した!?」
「(TV番組紹介風に)木曜日のスカイパーフェクTV スーパーチャンネルは。
午後5時より新スタートレック完全版
午後6時よりスタートレック DS-9
午前2時から4時まではスタートレック ボイジャーを2話連続でお送りします」
あぁぁ、全部見なきゃ!
最後に対策と言うかまとめっぽいことを喋って締めるという感じです。
見ての通り文章だけでは明らかに面白くもなんともありません。ふかわりょう式プレゼンティングには欠かせない「謎の軽快な音楽」は、会社から夜間緊急連絡用に無理やり持たされているAUの携帯電話の着信音(Couverture)をそのまま使用しました。喋りながら
  1. 着信音選択
  2. 再生
  3. キャンセル
という、ナニゲに忙しい操作を繰り返していたのは内緒です。色々な効果音を内蔵して簡単に再生できるデバイスがあったら欲しいなと昔から思って居たのですが、もうすぐ携帯電話でそれが実現できそうな予感です。

結果、たいして面白くもないような小ネタでも、なんだか面白く見えてしまうというふかわりょう式プレゼンティングが完成しました。もしネタが滑っても毎回鳴りはじめる軽快な音楽 -> ネタ という滑稽さで無理矢理笑わされてしまうという効能を得ることができました。ちなみに効能自体ははじめから狙ったわけではなく、終了後高林さんにコメントをもらってはじめて納得(?)というか気付いたことだったりします。

さて次回は。。。

これは一度やると賞味期限が切れる方式かもしれないので、要望が無いかぎり難しいと考えています。ただ、今回はトークだけでプロジェクタを使用しない構成だったので、次回やるときは
視覚効果
を追加したらどうなるか試してみたいです。そして調子にのってやり過ぎると滑るんですきっと。ドキドキ。

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