鶴の湯の温泉を堪能した後は田沢湖観光にゴォです。田沢湖もカルデラ湖だったんだ。
乳頭温泉鶴の湯〜田沢湖〜角館〜乳頭温泉黒湯温泉
ホントは鶴の湯に連泊したかったのですが、残念ながら予約できたのは１泊のみ。今日は同じく乳頭温泉郷にある黒湯温泉に泊まります。
とりあえず山を下って田沢湖の回りを一周してみる。スゲー青い...青いっていうかね、なんか嘘くさい色だ。いやキレイなんですよ。湖の周囲を一周する道路を半時計回りにたどると、どうやら地元の中学校のマラソン(駅伝?)大会の準備中だった模様。「激走○○中学校！」とかいろいろのぼりが立っていました。でまぁ一周してみると湖の奇麗さ加減から遊覧船に乗りたくなるのココロですが、とりあえずそれは後で。次に角館の武家屋敷とかを拝みに移動。すぐ近くなので車だとすぐです。これまたオフシーズンだったのでメチャメチャ空いているのですが、一軒だけ見学に入った武家屋敷では入場料300円で説明スタッフ(って家の人か？)が4〜5人も待機していたのが印象的。これらの建物はいまでも普通の家として使っている訳ですが、入場料3〜500円でこの人数を配置するだけの価値はあるってことか？利回りは？とかやらしく見てしまう俺。ただ、各々の"武家屋敷"で個別に入場料を徴収するんじゃなくて、町ぐるみで共通チケット制みたいにしてもらった方が嬉しいな。
すぐ近くにルネ・ラリックと関連資料400点を個人所有しているという大村美術館を見たかったのですが、残念ながら休刊日。あぁるでこぉ〜。
田沢湖方面に戻り適当にそばとうどんで昼食をとったら遊覧船乗り場へ。ちょっと時間があったのでお土産屋さんを眺めて時間をつぶしてました。ここの遊覧船は高速艇をつかっているのが面白かったかも。ゆったり、じゃなくてドカーンと距離を稼いでおいて、ところどころ船を泊めて、と行った感じ。田沢湖の湖面は並も少なく非常に奇麗な瑠璃色でした。クドいようだけど嘘くさい色だ。十和田湖と違って田沢湖の場合は流れ込む川や生活・農業用水が少なくないそう。しかも発電のために別の川を引き入れたところ、酸性に偏ってしまい元々居た魚が全滅したそうな。いまは酸に強い別の魚が幅を利かせています。ってこの青さって酸性の水だからか？ 開発される以前の田沢湖を見たくなった。十和田湖でも感じたけどカルデラ湖ってのは良いもんです。水抜いたらどんな景色なんだろうとか色々妄想が膨らみます。ちなみに田沢湖は水深423.4メートルで日本で一番深い湖だそうだ。
で、ここ数日慌ただしかったので今日は早めに宿に入ろうということで、15時過ぎには黒湯温泉に移動。こちらも露天風呂とかでよくTV番組で紹介されるみたいですが、露天風呂に執着がある訳でもないので普通の風呂で済ます。ってもなかなか雰囲気があってよかった。食事は普通かなぁ。焼いた川魚が冷たかったのでがっかりしてみる。イカの塩辛はうまかったな。
乳頭温泉黒湯温泉〜小岩井農場〜大東町
で次の日。ここまで全然雨に降られることもなくいい天気だったのですが、最終日は雨。小岩井農場で遊ぶつもりなんだけど岩手県側は大丈夫かなぁと心配していたのですが、降ったり止んだりだったのでなんとか見て回ることができました。田沢湖からは国道46号線までいったん戻り、あとは雫石方面へどーんと移動。途中激しく雨に降られたり、秋田と岩手の境にある仙石トンネルで工事でスゴく待たされたりしましたが、まぁ順調に小岩井農場へ到着。まぁ普通に娘の人がポニーに乗ったり、妻の人がアーチェリーやりたいとか言い出して「こーいうところのはユルユルの弓だよ」とか突っ込んでは見ましたが適当に楽しみました。あ、二本だけ矢を借りてみたのですが、元弓道部主将の面目はなんとか保てたようです。で、お約束のソフトクリームを喰らった後は、工場の方を見学に行くことに。残念ながら見学できたのは牛乳のラインだけで、チーズ他乳製品のラインは改装中で見ることはできませんでした。適当にお土産を購入して帰路に。
あとは盛岡を経由して国道4号線を南下し、水沢市で本屋を物色した後で大東町の実家に戻り終了。ってかこのへんは慣れた道のはずだったのに盛岡市内や水沢市内の道をすっかり忘れている俺。10年ぐらい走ってない計算だしなぁ。。。あと花巻市の国道四号線にできたバイパスが妙チクリンで面白かったかも。たしかにあの辺は路駐や右折車で神経を使う道だったので楽なんですが、ぐるーっとやたら大回りに迂回するバイパス。まぁだいたい18時過ぎには着きました。
総じて移動が多い例によって例のごとくな旅行でしたが、いままで殆ど行ったことのなかった秋田と青森をちょっとだけ堪能できました。そして近かったんだなぁと改めて実感。学生の頃に例えば「秋田側に渡って稲庭うどんを食べて帰る」みたいな発想があったら、もっと豊かな学生生活を送ることができたんだろうなぁとか思ってみた。
湖と山が良かったなあ。そしてカルデラ萠の私にとって、十和田湖も田沢湖も萌え萌えでした。こんかいは下見ということで、娘の人がもうちっと大きくなったらまたゆっくりと回ってみたいなと思えた旅でした。
